・「AWA責任保険制度」とは

 ・具体的業務内容

 ・保険対象業務と保証の範囲

 ・補償限度額

 ・引受保険会社

 
 
 
AWA賠償責任保険制度とは

AWA認証機構(構造物検証第三者機構)会員の総合検証技術者・検証員(AWA検査技術者)の受託業務は、経験と高い技術知識を保持していますが、万全を期するため「職業賠償責任保険制度」に基づく、AWA賠償責任保険に全員が加入しています。
この職業賠償責任保険制度は、日本で初めて発足した賠償保険で、医師・弁護士・測量士など国家資格を有する職業を側面から保証・支援する賠償保険制度です。
職業賠償責任保険制度に基づく賠償保険制度にAWA総合検証技術者・検証員が加入できたことは、高度な専門性を有する団体であることを保険会社が認定したもので、民間団体資格の職業としては、わが国唯一のものであります。

 
 
具体的業務内容

(1)コンサルティング業務

 

建築工事などについて企画・設計図書の、適否や施工管理者または工事監理者などの管・監理業務が適正に行われていることを、施主の代理者の立場から審査・判定する業務で、基本的には設計者や管・監理者からの報告に基づき実施します。

報告や審査により不適当と認められる内容が発見されたときは、施主に報告するとともに、その代理者として改善、やり直しなどの処置を命じて結果を確認致します。

 

(2)モニタリング業務

 

鉄筋コンクリート工事や鉄骨工事などの特定の工程について、材料や専門業者の選定、施工の手順や内容が、仕様及び基準などに従って適切に行われていることを確認する業務で、部材や骨組みなどの造り込み工程及びその品質を確認する業務です。

コンサルティング業務が、製品の形状・寸法や欠陥の有無の確認など、検査業務の遂行や結果に対する審査を主体とする業務であるのに対して、モニタリング業務は造り込みの過程や方法を確認して、品質の適正化の実現を目的とする業務であります。業務の実施は、施工者や専門業者からの報告によるほか、検査専門機関などを指揮・監督して確認しますが、また問題点等を発見した場合、対策などを立案し改善効果を確認致します。

 
 
保険対象業務と保証の範囲

●保険の補償範囲

 

AWA認証機構が受託するすべての業務および、AWA認証機構の有資格会員がAWA認証機構の承認を得て行う全ての業務に起因して賠償事故が発生した場合に、賠償保険金および争訟費用(示談・和解・裁判等に要する費用)を補償する損害保険です。

 

●保険対象業務

 

保険対象は、AWA認証機構の認証技術者が主体となり指揮、判断を行う次の業務をいいます。

(1) AWA認証機構が受託した業務

(2) AWA認証機構が認証した技術者(または、認証した技術者を雇用する企業)が受託して、機構の承認を得て登録した業務

 
 
補償限度額

●AWA認証機構が受託する業務  1億円

 

●AWA認証機構の有資格会員が
 AWA認証機構の承認を得て行う業務  300万円

 
 
引受保険会社

●あいおいニッセイ同和損害保険株式会社